りすの四季だより

本書のタイトルを見ると、春夏秋冬のことをエッセイにまとめた者かと思いがちであるのだが、本書の中身は防災に関する一冊である。しかしながら四季折々だからでこその災害もあり(もちろんそれに関係なく起こる災害もある)、それに見合った防災の方法がある。本書はその四季に織り込みながら防災はどうしたら良いのかを伝授している。

1章「春 新しい出会いの季節に」
避難をするためには防災グッズを集める必要があり、それをまとめるためのバッグも必要になってくる。その必要になるバッグはどうしたら良いのか、そして部屋の中を災害から守るためのこと、そして緊急地震速報を受けた時の場所や姿勢などを取り上げている。

2章「夏 太陽の季節を楽しむために」
夏になると台風の季節になり始める、またゲリラ豪雨と呼ばれる突発的な雨でも災害が起こることもある。そのための雨や水にまつわる災害の対策などが取り上げられている。

3章「秋 長い夜に思いを深める」
夏至が過ぎると夜が長くなる。その夜が長いシーズンだからでこそ、暗闇の状況に見合った防災の方法がある。伝統や救出方法、二次災害の防止などグッズに限らず、身のこなしなども含めて提示されている。

4章「冬 自然とともに心地よい暮らしを」
冬になると、寒さが出てき始め、防寒もまた防災グッズとしてあげられる。風向きの調べ方から、着こなし、さらには火起こしに至るまでの方法が網羅されている。

本書で提示されている「防災」は家庭のみならず、アウトドアにも通じている。もっとも春夏秋冬の季節にて、それに見合った「アウトドア」もあるため、それを快適に行うためには防災に対する「備え」が必要である。冬でもレジャーを行おうと思えばできる。だからでこそ、家庭に限らずアウトドアの防災もまた大切になってくる。

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